辛さの限界を突破すれば症状が軽くなる

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辛さの限界を突破すれば症状が軽くなる

 

「不安や恐怖感は逃げていても治らない、つらくても立ち向かわなければだめ」

 

と言われた経験はないでしょうか?

 

実はこのアドバイスはある意味では正しいのですが、これには補足説明をする必要があります。

 

例えば、格闘技の選手が普通の人であれば絶対に気絶してしまうような痛みに耐えられるのはなぜでしょうか?

 

それは日々の訓練によって苦痛を感じる限界値を上げているからに他なりません。

 

身近な例としては、

 

カレーが苦手な人が人がいたとします。でも、毎日食べていると、激辛でも平気になる・・それどころか大好きになってしまうというのも同じ理由です。

 

肉体的な苦痛と同じで、不安や恐怖感には感じ方にある特徴があると言われています。

 

事故やトラブルに直面するとつらさや不安、恐怖感はどんどん増していきますが、その感情にはピークがあり、それを越えると辛さや不安感は徐々に減っていきます。

 

なぜなら人間は、一度本当のピークを経験すると「こんなものか」と感じることが出来、その瞬間からつらさや不安に慣れていくからです。

 

ところが、ピークの前に怖がって逃げてばかりいると、「やっぱり怖い」という感情がいつまでも消えずに残ってしまうのです。

 

なので、耐えられないようなつらさや不安を感じた時は、「これはピークを越えれば消えていくものだ」と言い聞かせることが大切なのです。

 

この具体的な方法としては、苦痛を感じさせる状況や場所に行くところからトレーニングを開始し、当時の苦痛な状況を繰り返しイメージして思い出してみます。

 

当然、患者さんは相当苦しそうなのですが、それを続けていくと徐々に恐怖感が薄れていって気持ちが静まってきます。

 

しかし、これは傷ついて間もない時にはやってはいけない(トラウマの再体験で症状悪化の可能性がある)のですが、長い期間苦しみが続くようでしたら、やはり恐怖や不安な感情の支配から抜け出すためにはこのような治療法が必要になってきます。

 

もちろん、非常に専門的な技術が必要となりますので、専門の医療機関などで行うことになります。

 


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パニック障害における臨床心理士の仕事内容は、患者の心を尊重しながら
話を聞くカウンセリングを行ない、問題点や特徴などを明らかにして解決する手助けをすることです。
これは心理療法という薬物を使用せずに不安定な精神状態を治す手助けをする治療法です。

 
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