パニック障害の人と接する場合は、理解と支えが必要です
パニック障害の治療経過は、家族や周りの人の対応によって大きく変わってきます。周りがパニック障害をしっかり理解して、あたたかく接していると、安心して治療を行うことができます。
家族や周りの人がパニック障害という病気についての知識や理解が乏しいと、患者さんの不安や恐怖を理解してあげることができず、「しっかりとしなさい」などの誤った言葉を言ってしまいます。そうすると患者さんは孤立感が強くなってしまい、症状はなかなか良くなりません。
パニック障害の人に接する時は以下の点に注意しましょう。
- 「病気を持った人である」として受け入れる。
- 症状が出ても、病気のせいだと理解する。
- 心身が不安定なので、ゆったりと優しく接する。
- 常に気を配り、困っている時や、変化があるときは助ける。
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